鈴北糸の雑記帳

三人組創作ユニットがなんとなく始めたブログ。

9ページ目:北のオススメ洋楽紹介

皆さんこんばんは!鈴北糸の北です!

三連休が充実しすぎて、すっかりブログの更新を忘れておりました(^^;

皆さんはどんな連休を過ごしましたか?

 

さて、今回は北の洋楽和訳コーナー!をやりたいと思います(笑)

私は普段音楽をよく聴くのですが、中学2年生の頃にアリアナグランデにハマって以来、洋楽もわりかし聴きます。おすすめしたい洋楽がたくさんあるので、この企画は月1の恒例企画とかにしようかなぁ~、と思ったり思わなかったり。ちなみにですが、北はめちゃくちゃ英語ができる!というわけではありません(笑)日本の中学、高校、大学の一般教養で学んだレベルで、留学経験なども特に無いのでそれほど高尚なもんじゃないです。正確な和訳というよりも、私なりに曲の解釈を踏まえた上での意訳となっていますのでご了承ください(/・ω・)/

そんなわけで、今回ご紹介するのはAlec Benjaminというアメリカのシンガーソングライターの曲「Jesus in LA」です。和訳を読んで頂ければ分かりますが、この曲はオシャレなコードで歌い上げた病み曲、という感じです(笑)。私は、この曲を聴くとなぜか時間を無駄に過ごしてしまった時の虚無感のようなものを感じます。例えるなら、特に何もせず土日が終わってしまった日曜の夕方とかですかね。そして何より、Alec Benjaminのハスキーで少し高めな甘い声が私は大好きです。イケボ!!!彼の曲は他にもおすすめのものがあるので、また次の機会に紹介しますね~!

 

<Jesus in LA>

(1番)

Well, I shook hands with the devil down on the south side

そう、僕は南に下って行った先で出会った悪魔と運命を共にした。

 

And he bought us both a drink

悪魔は僕ら二人分の酒を買った。

 

With a pad and a pencil sat by his side

メモとペンを持って悪魔の隣に座って

 

I said, “tell me what you think”

僕はこう聞いたさ「君は何を考えているの?」って。

 

I’ve been looking for my savior, looking my truth

「俺はずっと自分を見守っている救世主を探しているんだ。

 

I even asked my shrink

精神科医にすら聞いたさ。

 

He brought me down to his level said,

そしたら医者はナメ腐ったことを言ったんだ。

 

“Son, you’re not special. You won’t find him where you think”

「ぼくちゃん、キミは全然特別なんかじゃないよ。キミが思っているところには救世主なんかいないだろうね。」

 

You won’t find him down on sunset

だから君も、夕暮れにだって救世主を見つけ出すことはできないだろうね。

 

Or at a party in the hills

高台のパーティーでも見つけ出せないだろうな。

 

At the bottom of the bottle

もちろん、酒の瓶の底からも。

 

Or when you’re tripping on some pills

君がクスリに手を出したって無理だろうな。

 

When they sold you the dream you were just 16

あいつら大人は、ほんの16歳の君に夢を売った。

 

Packed a bag and ran away

荷物を詰めて走り出したのは良いけど、

 

And it’s a crying shame you came all this way

君がはるばるここまで来たのはとんだ無駄足なんだ。

 

Cause you won’t find Jesus in LA

だって君はここLAで救世主を見つけることはできないからね。

 

And it’s a crying shame you came all this way

もう一度言うけど、せっかく来ても無駄なんだよ。

 

Cause you won’t find Jesus in LA

だって、この地には君の救世主はいないから。」

 

(2番)

Took a sip of his whiskey said,

彼のウイスキーを一口飲んで、僕は励ました。

 

“Now that you’re with me. Well, I think that you should stay”

「今から君は、僕とずっと一緒だよ。君はそのままで良いと思うよ。」

 

Yeah, I know you’ve been busy searching though the city

そう、もちろん僕はあちこち彷徨うのに君が忙しいって知ってるよ。

 

So let me share the way

だからさ、お供させてよ。

 

I know I’m not your savior

知ってるよ、僕は君の救世主じゃない。

 

Know I’m not your truth

君の良心でもない。

 

But I think we could be friends

でも君とは仲良くやっていけそうだよ。

 

He said “Come down to my level. Hang out the devil. Let me tell you, in the end.”

すると彼は言ったんだ「俺と一緒に来てよ(俺と同じ所にまで堕ちろ)。闇を抱えたままで良いから(いずれ闇に潰されろ)。最後には教えてあげるからさ(本当はどこにも救世主なんていないってな)。」

 

You won’t find him down on sunset

お前はまだ気付いてないけど、都会の夕暮れはお前の癒しにはならないよ。

 

Or at a party in the hills

高台のパーティーだってお前を癒してくれやしない。

 

At the bottom of the bottle

酒瓶の底にだって、

 

Or when you’re tripping on some pills

クスリにだってお前の救いは無いんだよ。

 

When they sold you the dream you were just 16

あいつら大人はお前が16歳の時に夢を見せつけてきたけど、

 

Packed a bag and ran away

荷物をまとめて走ってきてまで

 

And it’s a crying shame you came all this way

お前はここに来るべきじゃなかったんだよ。

 

Cause you won’t find Jesus in LA

だってお前を救う存在はLAには無いからね。

 

And it’s a crying shame you came all this way

ここに来てしまったことを後悔すると良いさ

 

Cause you won’t find Jesus in LA

だってお前を守ってくれる神なんかとはLAでは出会えないから。

 

(Cメロ)

And that is when I knew that it was time to go home

そして僕が「帰りたい」って思った頃に

 

And that is when I realized that I was alone

気が付いたんだ、僕には帰る場所が無い。

 

And all the vibrant colors from the lights fade away

目の前がみるみる色褪せていった。

 

And I don’t care what they say

そして僕は周りの声から耳をふさいだ。

 

(ラスサビ)

You won’t find him down on sunset

「あなたはこの土地の日暮れに救われる人間じゃないね」

 

Or at a party in the hills

「あんたは丘の上のパーティーにふさわしい人間じゃないわ」

 

At the bottom of the bottle

「お前は酒に溺れてもしょうがないぞ」

 

Or when you’re tripping on some pills

「君はクスリを飲んでももうダメかな」

 

When they sold you the dream you were just 16

彼ら大人は皆、お前が16の時には夢を見せていた。

 

Packed a bag and ran away

だからお前も仲間に入りたいと思ったんだろ。

 

And it’s a crying shame you came all this way

でも残念だったな、お前には早かったみたいだ。

 

Cause you won’t find Jesus in LA

なぜなら、LAはお前みたいな子が来るような場所じゃないからね。

 

I won’t find him down on sunset

あぁ、僕はこの土地の夕日に感動することもなければ

 

Or at a party in the hills

憧れの地のパーティーになじむこともないんだ。

 

At the bottom of the bottle

かと言って酒に溺れることもできなければ

 

Or when I’m tripping on some pills

クスリに頼ることもできない。

 

When they sold me the dream I was just 16

僕が16の時、この土地の人は輝いて見えたんだ。

 

Packed my bag and ran away

だから僕も仲間になりたかった。

 

And it’s a crying shame I came all this way

でも場違いだったみたいだな。

 

Cause I won’t find Jesus in LA

僕にはLAで生きていく支えが見つからない。

 

And it’s a crying shame I came all this way

ここに来ちゃったことを後悔しているよ。

 

Cause I won’t find Jesus in LA

だって、誰も僕を助けてはくれないから。

 

1番の歌詞は僕の回想から始まり、僕と悪魔との会話を僕目線で訳しました。2番の歌詞は、悪魔に寄り添おうとする僕に漬け込む悪魔目線で訳しました。Cメロは、悪魔のせいで自分がもう取り返しのつかないところまで来てしまったことに気付いた僕の心境、ラスサビは、そんな僕を無情にも突き放す大人たちと悪魔から明かされた現実によって、すっかり自信を失ってしまった僕の心境を訳しました。

この曲の曲想としては、故郷を飛び出して、田舎からキラキラした都会LAにやってきた世間知らずで純白な「僕」が、同じく世間知らずのまま飛び出してきて病んだ経歴の「悪魔」と出会うというストーリーを考えました。そして悪魔は僕をそそのかし、僕を悪魔と同じ境遇に引きずり込むのです…。

世間知らずの僕はまんまと騙され、気付けば2人とも心の拠り所を見つけることなく堕ちるところまで堕ちてしまっていた。出会った時は悪魔だと気付かなかった僕も、出会った後で振り返ると悪魔だと気付いてしまったわけです。だがしかし、気付いた頃には時すでに遅し。私が冒頭で触れた「虚無感」は、あながち曲の感想としては妥当だったのかもしれません。ですが、初めてこの曲に出会った時は、まさかこんなおぞましい歌詞とは思いませんでした(;^ω^)

皆さんは、どんな感想を抱きましたか?違った解釈も面白いと思います^^

コメント、ツイートでぜひ教えてください!

それでは~~

 

(完)