鈴北糸の雑記帳

三人組創作ユニットがなんとなく始めたブログ。

みんな映画を見ようよっていう話

 

 

10月ですね。鈴です。社会人向けに改めて言いますと、下半期の始まりですよ、みなさん。今年は9/30が木曜日だったせいで、微妙に踏ん切りがつかなくてなんだか木曜日が金曜日のように感じてしまった人もいるんじゃないでしょうか。上半期、下半期で考えること自体、今では時代遅れといわれるかもしれないけれど、区切りは定期的に付けたいです。学生の時には意識していなかったんですが、社会にはいろんな区切りがありますよね。就業時刻、週末、月末、期末、年度末と…ちなみに私が一番怖いのは月末です。

 

あと、もうすっかり秋です。秋は何かしらの活動に結び付けられやすいなと思います。「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」「勉強の秋」などなど。夏にバテていた人や年始から何もできていないと後悔が残る人たちが、秋になったというだけでやる気が上がるとは思えませんが、そこは目を瞑って。

でも急に「〇〇しよう」って思うの、難しくないですか?私、何年か前に「今年は芸術の秋にするぞ」と思って、Twitterで宣伝している地元のギャラリーを毎週回っていたことあったんですけど、情報がわからなさすぎて肝心の観たかったギャラリー回れなくて悔しい思いしたことあるので、もし迷うようならいくつかに選択肢を絞ってもらって、そこから選ぶのも一つの手だと思います。

 

そこで、今回は私のおすすめ映画でも紹介して行きたいと思います。ギャラリーじゃないの?と思った方もいると思うのですが、ここ最近は全然行っていなくて、むしろ映画館によく行きます。社会人になってから土日のつぶし方がわからなくなって、何もしないのは精神衛生上良くない、でも時間を有意義に潰したい。でも勉強はしたくない。どうせなら人がいるところに行きたい、という欲求をほどほどに叶えてくれるのが映画館なんです。(もちろん、コロナ対策は万全にしていますよ)

 

NetflixとかAmazonプライムなど、映画の定額配信サービスで、お得に家でまったり観ることももちろん好きですが、映画館で観る没入感には及びません。特に、私はスマホ中毒なので、感動した時や考えていることをすぐTwitterで呟こうとしてしまい、一気に現実に引き戻されてしまうんですよね。

その点、映画館はスマホ禁止なので、やることが「映画鑑賞」しかなくなります。映画以外のことを考えないようにしてくれるのです。情報過多になりつつある現代で、これはむしろメリットになるのではないでしょうか? 真っ暗闇の中、フカフカのシートに座り、巨大なスクリーンと音響で映画を見ることだけに集中する。そして終わった後の帰り道を歩きながらぼーっとその余韻に浸る…この一連の動きが好きで、最近は映画館によく足を運んでいます。

 

では、ここ最近心に残った映画トップ3でも話してみたいと思います。

ちなみに鈴は重度のアニメ付きの為、ご了承ください。

 

3位  シャン・チー/テン・リングスの伝説

はい、今絶賛公開中のマーベル作品ですね。YouTubeに広告も割と流れているので知っている方も多いんじゃないでしょうか?勧善懲悪のヒーロー映画で、家族愛や伝説、ジョークなどはアメリカンな感じです。でも物語の中心は中国やマカオです。

予告編などでみていただくとわかるんですが、さすがマーベル作品、爆発やアクションシーンの効果音・エフェクトにものすごいお金をかけています。CGもふんだんに使われてい流けれども違和感なく溶け込んでいる。バスが壊れるシーンとかとても好きでした。どこからがCGなんだろうと勝手に考えてしまったり笑

 

欲を言えば、主人公の両親が初めて出会うシーンで、山や紅葉の色のサイドが高いので、これわざとかな?と思ってしまったぐらいです。でも中国の映画とかいているとすごく彩度高いんですよね。朱色ははっきり朱く!肌の白さは光るぐらいに!みたいな。そう考えるとあの使い方であっているのかもしれません。

 

2位 劇場版SHIROBAKO

 

シロバコ、って読みます。実はこれ、2020年の2月29日に公開された映画です。コロナがここまでひどくなる直前ですね。当時はここまでなるとは思っておらず、たまたまチケット取れたし行こうかーとなって観に行きました。

ストーリーとしては、アニメ制作会社の制作進行である主人公が、社運をかけた新作映画のデスク(制作進行のリーダー)になって周りを巻き込んで行く映画です。

元々アニメオリジナルの「SHIROBAKO」が大好きで、その劇場版が出たとなったら行くしかないじゃないですか。で、実際にいってみたら、アニメで活躍していた他のキャラのその後だったり、市場の変化だったりがしっかり描かれていて、重い話も交えつつエンタメになっているのでしっかり楽しめました。

 

今書きながら思ったけど、これ観たの大学生の時なんですが、多分社会人になってから改めて観ると感じ方全然違うと思います。斜陽産業になってしまった業界、理想と違う業務、引き抜かれていく同期と義理人情がごた混ぜになっているので、ぜひ一度は観てもらいたいです。

 

…久しぶりにアニメのSHIROBAKOも見返してみようかなあ

 

 

1位 羅小黒戦記 僕が選ぶ未来

 

ロシャオヘイセンキ、はいもうこれしか勝たん。これをみんなに見てほしいからブログを書いたと言っても過言じゃない。いいから見てくれ、上映に至るまでのストーリーも含めて好き。かわいい。花澤香菜の少年声が聞ける。ふざけてない宮野真守がいる。かっこいい櫻井孝宏がいる。ゲスト出演のLilicoさんが可愛い。

 

語り出すと止まらないんだすが、元々はYouTubeで公開されていた中国のショートアニメーションです。これが本土で大人気になり、そのまま制作会社が映画作ったら大成功、せっかくだから日本に送るかーってなったら日本でも話題になりました。少なくとも私のTLでは大きな話題になっていました。

元々興味が沸いたのが、実は裏方の人の名前が知っている名前だったっていうなんちゃって知識人みたいな理由でして…。音響監督が岩波美和さんというアニメ界でも多くの音響を勤めていらっしゃる人なんですが(ガールズ・パンツァーの爆音上映の人です)、その人が入るということで「結構日本の配給会社も本気出してるな…声優だけで終わらせないのすごいな…一度行ってみるか」となったのが始まりです。最初は、中国アニメだからもしかしたらテンポついていけなくなるかもしれないな、戦闘シーンとかどうなるんだろう。と思っていたのですが、杞憂でした。

中国アニメが日本の影響を大きく受けていているためか、コマ割りやキャラクターの配置、動かし方がすごく良かったです。あと、ギャグシーンになると顔がデフォルメされるのは日本でもよくあるのですが、羅小黒戦記は背景もデフォルメされます。しかも、色がパステルグリーンとかの明るい色。韓国系アイドルの、明度をかなりあげた色と思っていただければいいと思います。それが配置されていて、ますますギャグっぽくなるんですよね。

ちなみに、この映画の配給を手伝ったのがソニーです。そう、最近深夜アニメで話題になった魔導祖師、天官賜福を引っ張ってきているのもソニーですよね(なのでここのOPは基本ソニーミュージックの人が起用されているはずです)。現在のところ女性人気も継続的にあるみたいですし、この二つがさらに成果を伸ばせば、さらに中国アニメが日本に入ってくる確率は高いと感じます。そう考えると、今後中国アニメを継続的に国内に入れる土台を作った作品とも言えるんじゃないでしょうか?

 

ちなみにこちら、グッズが恐ろしく可愛いです。恐るべし中国。

 

 

どうでしょうか?思いの丈を書き殴るようになってしまったので、もしかしたら読みにくいところがあるかもしれませんね。でも、これで一人でも映画館に戻ってきてくれたら嬉しいなあ、とも思います。映画館にみんなおいでよ。

ちなみに、そのほかで見たものも考えてみたんですが、やはりアニメが10作品ぐらいと圧倒的に多かったです。アマプラも合わせたらかろうじて外国映画が4ぐらい?じゃないかな?邦画は数えて2つしかみれていなかったので、もう少しバランスよく観て行きたいなと思います。

とりあえず今気になっている邦画は「あなたの番です」の劇場版です。テレビドラマもまだ観たことないけど、すごくおもしろそう、ってことだけ知っているので早く観て行きたいです。

 

 

ちょうど日付も変わってしまったことですし、今日はこの辺で。みなさんも良い秋の夜長の時間、そしてよき映画ライフを。