鈴北糸の雑記帳

三人組創作ユニットがなんとなく始めたブログ。

25ページ目: 専属〇〇

限りなく続く山々。この辺りには少しずつ、紅葉の足音が聞こえてきている。

乗り換えの駅からワンマン列車に揺られること1時間。目的地の駅に着いた私は、ドアの前に立ちました。おっと、ここはボタンを押さないとドアが開かないんだった。開ボタンを押して再度ドアを見た私はうろたえました。

 

((((((ドアが開かない。)))))))

 

嘘だと思いもう一度開ボタンを押した時。後ろから優しいおじさまの声が聞こえました。

 

「ドア、一番前しか開かん言うとったで」

 

最後尾の車両から最前のドアまで。閉扉時のベルが鳴り響くワンマン電車を縦断した私は、間一髪、目的地の駅で降車することに成功しました。

優しいおじさまの言葉にこんな顔(^ω^)をしていたであろう先週の私は、和歌山に降り立ちました。

 

どうも皆さんこんにちは。お久しぶりの更新になってしまいました。すみませんm(__)m

鈴北糸の北です(/・ω・)/

というわけで、先週私は和歌山に行ってきました。和歌山では先週、「紀の国わかやま文化祭2021」というイベントが開催されていました。そしてなんと、北の大学の後輩がその舞台に出るというので見に行ってきました!

このイベントは、全国で伝統芸能を嗜む人々が、老若男女問わず出場して日本の伝統文化を発表するという場です。私が見てきたのは民謡の催事だったのですが、他にも和楽器の公演やかるた大会、いけばなの展示などざっと70くらいの催事がありました。調べたところ、今もまだ公演中のものがあり、11月21日まで和歌山県各地で何かしらが開催されているとのことでした。

私は民謡を初めて聞いたのですが、一人しか唄っていないとは思えないくらいの迫力でびっくりしました。なにより、三味線や笛といった楽器のバックミュージックに声がかき消されないのが驚き。もちろんマイクは使用していますが、それでもあの声量と民謡独特の声調は面白かったです。

いや~、良いものを見させてもらいました^^

 

そんなこんなで、いざ帰宅。イベントは日曜に開催されていたのですが、月曜からは当たり前のように普段の生活に戻らねばなりません。

そこで北は、和歌山から自宅の最寄りまでのルートを検索。一緒に来ていた和歌山ネイティブの友人にもおすすめのルートを聞いてみると、どうやら大阪難波からの高速バスを利用するのが一番良さそうでした。そんなわけで、いざバスセンターに電話をかけて予約を取ったのですが。日曜夜の高速バスはやはり遊び人の帰宅ラッシュ。最終便しか予約が取れませんでした。それでも、予約が取れただけ良いやとポジティブにとらえて帰宅…と見せかけて実は!?

高速バスが止まるのは、私の最寄りではなく最寄りから2つ離れた大きな駅でした。非情にも、最終便がその駅に着くのは終電が過ぎ去った後。そう、私に残された道は二つ。2駅分歩くか、タクシーに乗るか。

ちなみに、地下鉄で2、3分しか変わらない都会の2駅とはわけが違いますよ。北の住む田舎のでは、2駅の距離はおよそ6キロ。

というわけで、私は迷わずタクシーを選びました。

バスや電車よりも広々とした座席。見事なブレーキとアクセル捌きでスムーズな運転をしてくれる運転手さん。あぁ、専属ドライバーがいてくれたらなぁ~

 

もし一人だけ、専属○○を雇えるとしたら皆さんはどんな人が欲しいですか?

これは私が和歌山に旅立つ前のこと。地元の百貨店で、シャインマスカットが乗ったタルトがとてもおいしそうだったので買おうと思い値札を見るとお値段なんと1500円(1ピース、税抜き)。今私が住んでいる田舎なら、1500円でシャインマスカットが2房買えます(唐突な自慢)。それなら、専属パティシエにスーパーで買ったシャインマスカットで特製スイーツを作ってもらう生活もしてみたいなぁ、なんて思ったのですが。

夜中に一人、プロの運転する車に乗って帰宅する特別感を味わってしまうと、やはり私は専属ドライバーが欲しいなあと思ったのでした。

 

おしまい(/・ω・)/

 

おまけというほどでもないですが、次に和歌山へ行く機会があったら是非くじらの博物館に行ってみたいですね。

あ、それと、和歌山から難波に着いてから最終便の高速バスが出るまで2時間くらいあったので、マクドナルドに行って時間を潰しました。北は干支を2周している年齢なのですが、その歳にして人生初マクドナルドのハンバーガーを食べました。チーズバーガー美味しかったです。

ナゲットやフライドポテトを食べる機会はあったのですが、なんとなくハンバーガーは抵抗があって食べたことがありませんでした。これからの人生は、ちょいちょい食べていこうと思います。