鈴北糸の雑記帳

三人組創作ユニットがなんとなく始めたブログ。

23ページ目:三本立ての近況報告をする話

こんばんは。今週はちゃんと書いています。と言いつつ実は日曜日に書き始めています。計画的ですね。(計画的とは?)

そろそろ小説を書かないとただのブログ書いてる集団になってしまうので、小説を書かないといけません。全く何も考えていないのに書きたい書きたいとか言ってるのはどうなんでしょうか。いい加減考えてから発言しましょうね。多分これ10年後も似たようなことを言ってると思います。

 

さて近況としては特にはないのですが、とりあえず特に何も面白くない近況を三本立てでお伝えしようと思います。

一つ目は薔薇の棘を指に突き刺しました。近年稀に見る痛みで"ゔっ"って声が出ましたね。ほんとに痛かった。軽く穴が空きました。痛みに対して血液が出なかったので棘は怪我の程度に対して痛みが強いんだなと思ったらそんなことはなかった。穴が開くと血液はすぐに出てこない。これ大事です。じわじわ穴から血液が湧いてくるんです。傷が深いと血液はなかなか出てこない。これ確か私数年前も言ってた。まあ別に膿まなかったのでセーフ。膿んでたら多分病院行かないといけなかった。というわけで元気にキーボード打ってます。

二つ目の近況はデータ整理をしています。なんせこのデータ整理はこの後のための準備なんですけど、準備にめちゃくちゃ時間かかる。そしてこの後にもものすごく時間がかかる。しかしこれをしなくてはいけない。正直データ整理しながらなんでこれやってるんだろうとか思いはじめてしまうのでいけない。そんなこと考えずに大人しくやりなさい。というわけでおそらくこれが投稿されている頃はちゃんとデータ整理は終わっているでしょう。いやでも正直今(10/31)にやっているのは準備の準備段階なので準備まで終わってるといいですね。

(追記)11/4現在準備の準備段階のデータ整理は終わりましたが、準備段階のデータ整理には着手すらしていません。いい加減腰を据えてやれ。次回のブログまでに準備段階くらいまでは進むといいですね。

 

三つ目の近況はNewton別冊ってなんでもあるな、ということです。糸はデータ整理とか言ってる時点でお察し頂いているかもしれませんが、統計学的な分野で生活をしています。つまり一応理系。それも割と数学寄り。そんな私にはNewtonなんて割と縁遠い代物だったのです。なんせNewtonは天文系、物理系、生物系がメインの雑誌だと思っていたので。ちゃんと既刊調べたらそんなことはなかった。数学もちゃんとあった。でも近所の書店ではあんまり見ない気がするけど。しかし少し足を伸ばした大きな書店で見つけてしまったのです。”Newton別冊統計パズル”というものを!!!もうね、思わず手を伸ばしましたよ。中身は普通に統計学学んだ人には物足りなさそうではありましたが、内容はともかくとしてアランチューリング載ってるやん!!!ってなりました。まあその時手持ちのお金がなくて(というかいい加減必要金額しか持たずに外出するのをやめろ)買えていないんですが!エニグマ暗号解読したアランチューリングをみなさんどうぞよろしくお願いします!(?)

 

こんな感じでまあなんかよくわからんテンションで日々楽しく生きております。人生楽しいのが大事。迷ったら楽しそうな方を選びたいと思っています。まあそれだけでは選べないことも沢山あるんですが、それでもね、できれば楽しく生きられる選択をしたいんですよ。できてるかは知らんけど。

 

こんな感じのなんかネガティブなんだかポジティブなんだかわからないことを最後に綴って今週の糸の更新は終わりにしましょう。後味悪いな???

それでは1日早いですが、良い週末をお過ごしください。

 

 

22ページ目: 絵心が無いって辛い。

皆さんこんばんは!北です^ ^

私は結構多趣味な方だと思うのですが、その中の1つにハンドメイドがあります。

アクセサリーが好きというよりかは、何か細かいものを作るのが好きです。

今日は祝日にも関わらずタスクに追われていまして……見事締切に勝利した私は、深夜に久々のお楽しみを始めました。

 

そして、作ったのがこちら。500円玉と比較して大体の大きさを示しています。改良の余地だらけですが、楽しかった〜〜!!

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趣味とは言え下手の横好きなので、材料はレジンとUVマシン以外すべて100円です笑

安くて楽しめるのが1番!

ただし、写真を拡大すると魔法が解けて粗が顕在化してしまうので、良い子の皆さんはその清く正しい心の目で見てくださいね(^ω^)

枠内をゴールドや緑のラメが入ったレジンで塗り絵のように埋め、一部に紅のビーズを乗せて。真ん中には赤い和紙を添えました。そう、レジンを使って塗り絵をしてみたかった私は、某夢の国の美女をイメージしてこの作品を作りました。作品作り自体はとても楽しかったのですが……

バラが描けん!!!笑

 

これでも、一応ネットで描き方を調べたんですよ?

でもいかんせん、絵心が無い私には難しい。

生物系専攻のため大学の講義でスケッチがあったのですが、その時も先生に

「北さん、これは何ですか?笑」

とツッコまれていたほどです(死)

 

そんなこんなで、本日の深夜の創作はおしまいです。

明日も早いので今日は寝ます。

たくさん集中したので、ぐっすり眠れそうです(´-`).。oO

それでは、皆さんも良い夢を〜

21ページ目:有給の使い方考えようねって話

こんばんは、鈴です。気がついたら二週間経っていました。何してたの?と思われそうだったので記憶を掘り返していたら、そういえば有給使ったなあと思ったので、今日はその話を書く事にします。

 

有給使って和歌山に行ってきた。

 

最初は九州のつもりだった。2日前に調べてみると、夜の大阪港からフェリーに乗れば次の日には九州に着いているとサイトは表示していた。温泉街の別府、鹿児島の志布志、みたことのない場所が良かったので志布志に行こうと決めた。初めて聞く名前が良かった。

とりあえず予約センターに電話して、「すいませ~ん、なんか、九州のどこかにいきたいんですけど~」と話してみたところ、私のような前日に旅行の予定を立てる人間はお呼びでないようで、

「ご希望の日程のフェリーのベッドは、既に埋まっております」

とそっけない返事が返ってきた。当然である。普通は1っヶ月ぐらい前から予定を押さえ、友人を誘ったり、ホテルの早割を調べたり、観光名所の回り方を考えるものだから。予約者の綿密な計画を前に、行き当たりばったりで立ち上げた私の九州旅行計画はあっけなく消えた。そもそも2日前に船の予約を取ろうとするのがダメなのだ、もうこれは諦めて手近な健康ランドの温泉にでも浸かってくるのがよかろうと暗に言われているようだった。

 

でも私の旅行欲(?)はそんなにお行儀が良くなかったので、次の日の通勤電車の中楽天トラベルを開き「どこでもいいので泊まれる場所」を探した。本当はフェリーが良かったけどそれも諦めた。自分が行ったことの無い場所で泊まれるところはないかと探してみると、一番上に「加太(かだ)にあるホテルが空いていますよ~」と表示されていたので、勢いに任せて予約した。夕食なし、朝食ありの一泊、温泉あり。有給1日前の出来事である。

 

そんなわけで、私の一泊和歌山旅行は突如始動したのである。

 

とにかくどこかに行きたい気持ちだけだったので、ホテルを予約してから自宅からの経路を検索し、そこで初めて加太が和歌山の都市であること、自宅から往復で3000円、4時間ぐらいかかることを知った。嬉しいことに海に面していたので、こりゃ美味しい海鮮料理でも食べられるのではないかと期待した。ホテルの周りには数は少ないが飲食店があるらしく夕飯がなくてもそこで食べられるそうだった。

これは当たりなのではないか?とふと思った。しかも駅からホテルまで係員さんが迎えにきてくれるらしい。さらに海に面したバルコニーからは夕日がみれるらしかった。ロケーション抜群、海を見ながのんびりできれば最高の旅だろう。

そう思うと、目の前にある仕事もなんだか楽しく終われそうな気がしなくもない。なんたって私はこれから旅行を控えているのだから。周りの人はいつもと変わらない休日を過ごすのだが、私は違う。少し違う景色を見てくるぜ、と思ってその日の業務を終え、浮き足立って退社したのである。

 

そして当日、浮き足立った私は時間をミスって1時間遅い和歌山入りをした。

 

 

到着すると18時過ぎのとっぷり暮れた街並みに白い車とスタッフさんが待っていてくれた。遅くなることは事前に伝えていたが、それでも寒い中外で待ってもらっていて申し訳なかった。

そして当然の如く夕日は暮れており、飲食店は早々に閉まっていた(スタッフさん曰く、個人経営の店でそもそもその日が不定休だったらしい)。私が夕食を抜くことを知っていたので、事前に調べてくださって、「どこもお休みで…すみません、売店カップ麺なら売っていますが…」と申し訳なさそうに話してくれて、逆にこっちが申し訳なかった。ひとまず売店に売っていた「和歌山の美味しいラーメン」を購入し、部屋に向かった。四畳半の部屋の窓は海と反対側についていて何が見えるのかよくわからなかったが、電気につられて窓に蛾が何匹かいるのは分かった。畳には既に布団が敷いてあり、端に寄せられた机の上には申し訳なさそうに添えられたお菓子がひとつと、電気ケトルが置いてあった。

とりあえず、部屋でくつろぐのは後にした。荷物をその場でおろし、早く温泉に入ることだけを考えて向った。更衣室に人が誰もいないことが救いだった。ちょっと贅沢したくなったので脱衣所のカゴを2つ使って温泉に入った。露天風呂にもひとはいなくて、広い風呂を独り占めして体を伸ばすことができた。眼前には真っ黒い海があって、日の入りの時刻になれば夕日が海に沈のを見ながら温泉に入れたんだなあ、と思った。時々トラックが下を通るたびにライトに照らされた海が若干明るくなっていた。

 

さて、ここで質問です。

 

 

温泉で一息ついた鈴がまず考えたことは、何でしょう?

 

 

 

正解は、「変わらないなあ」でした!!(笑)

 

 

 

いや本当に、笑えるぐらい何も変わらないという思いでいっぱいだった。

というのか、そう思った時、そもそも「何」が「何」に変わって欲しかったのか、どうなりたかったのかすら分からなかった。

ただわかることは、私はどうやら旅行に行くことで何かを変えたいと思っていたことだけ。フェリーの予約センターに門前払いされ、楽天トラベルの蜘蛛の糸にしがみついてでも何かを得たいと考えていたらしかった。周囲よりも一足お先に休暇をとって、いつもと違う休暇を過ごすのだと信じていた。

そうやって、私が私のために用意したものが真っ暗な海と乾麺と温泉だった。

 

しかし場所を変えても、私は何かを変えることはできなかった。私はただ、和歌山のホテルのなかで、自宅のように風呂に入り、自宅のようにごはんを食べ、自宅のように考え事に耽るしかないようだった。考えてみれば当然のことだったけど、なぜ旅行中なら悩み事が減ると考えていたのだろうか。そんなことはないのに。気分が解れても、目先の問題は何も解決しないのである。

海も乾麺も温泉も、私の五感を紛らわせることはあっても、私の「何か」を変えることはできないらしかった。

 

それ以上の感想はなかった。しばらく暗い海を見て、灯台が時々光るのを十分に満喫したのちに私は温泉から出る事にした。私と入れ替わりに他のお客さんが多く入ってきた。時刻は20時を少し過ぎたぐらいで、ちょうど宿の夕食が終わった頃らしかった。騒がしくなった脱衣所では私の使っている二つのカゴが存在感を放っていて、急いで着替えてカゴを空にし、その場を後にした。

 

夕食どきの時間だというのに、なぜかお腹は空かなかった。自分の部屋に戻った後でも、何かするわけでもなく時間が過ぎていくのがもったいない気がして、意味もなくフロントに降りてよく分からない番組をぼんやり見ていたり、売店のお土産を物色していた。何も買わないのに売店にいることがなんだか不自然に感じたので、目についたビン牛乳を買ってそれをちびちび飲みながらテレビを見る事にした。和歌山特産の牛乳らしくて、確か180円ぐらいだったと思う。

 

さてこの後どうしようか、と思いながら一口飲んで見たところ、これが驚くほど美味しかった。

成分調整しておらず、牧場から直送で新鮮な牛乳を届けているらしい。直送のおかげか、市販の牛乳よりも牛乳のコクが強く、ヨーグルトと思ってしまうほど濃厚だった。

こうして、何も変わることはなかったが、「和歌山の牛乳は美味しい」という感想だけ残って私の和歌山旅行は終了となったのである。

 

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おいしい牛乳。飲む前の写真が残っていることは珍しい

 

20ページ目:生活にうるおいを求める話

お久しぶりです。糸です。

先週の木曜日にブログの内容どうしようかな、って思っていた記憶はあるのですが気づいたら一週間すぎていました。まあそれなりには忙殺されています。やることが多いのに優先順位をつけるのが下手くそな上に気力を補充する時間を相当な時間取らないとやることをするだけの気力を保てないという燃費の悪さ。とりあえず気力の充電時間の長さはどうにもならなさそうなので優先順位をきちんとつけれるようになりたいですね。かれこれ10年くらい言っているような気がしますし、多分10年後も言っていると思います。

 

さて、表題の話に移りましょう。私は季節のイベントに何か少しお菓子をあげる、とか誰かの誕生日を覚えて(贈り物をするかは親密度によりますが)お祝いをするとかという行為が割と好きです。そんなわけでそろそろハロウィンの時期だし先輩や同期になんかお菓子渡そうかなあなどとウキウキしていました。とある同期に「そろそろハロウィンだねえ」と声をかけたところ返ってきた言葉は「え、ハロウィンとかそういう季節行事するん?私めんどくさいからそういうの絶対したくないんやけど」。そういえばこの同期は「〇〇さんに誕生日プレゼントもらったんやけどなんか欲しいって言ってたものとかある?」と聞いた時も「〇〇は誕生日プレゼントとかあげたがりやからあんまり気にせんくてええやろ」と返してきていたなあ、と思い出したわけです。そうして気づいたのは季節行事や誕生日を祝うという行為に対するヒトの興味関心の度合いは大きく違うのだなあということでした。別にしたくないのはしたくないのでいいと思うのですが、少なくとも私の中では季節行事や誕生日を祝うという行為は生活にうるおいを与えるものなのでやめることは難しいなあとも思っています。本当はやりたくない同期に合わせてそういった行事ごとをしない方が優しいのかもしれませんが、それはなんだかとても寂しい気持ちがしてしまうのです。せっかくなら年中行事を楽しんで生活したいのです。他者との関係性と自分の信条とのバランスをとるというのは難しいことだなあと痛感しています。今のところは私の行動に対して何か思うところがあるという感じはないので良いかもしれませんが、落とし所は考えておく必要があるとも思っています。

 

生活のうるおいとか言ってる前に自分の手に潤いを与えた方が良いのではないかと思う程度には手荒れもしてきていますが、忙しない毎日の中でも何かしらを見つけて生活にうるおいを持たせてなんとか乗り切っていきたいと思います。

それでは1日早いですが良い週末をお過ごしください。

 

 

*おまけ

最近日が上るのが遅くなってきたので朝起きる時間が徐々に遅くなってきていたのですが、このままでは良くないと思い、目覚ましが鳴ったらとりあえず布団の上で座るという習慣をつけたところ目覚ましから誤差5分で動き始めることができるようになりました。とりあえず座ってみて、ついでに気力があれば伸びをしてみると少し早く目覚める気がします。ちなみに気力がない日は寝起きにTwitterを確認しています。ブルーライトを浴びると眠れなくなるならブルーライトを浴びれば目が覚めるんじゃないかという考えのもとなんですが、これも個人的には割と効果がありました。まあ一番いいのはエアコンのタイマー設定をして起きる30分前くらいから動くようにして部屋を温めておくこと、電球にもタイマーがついていれば目覚ましの時間に電気がつくようにしておくことだと思います。布団から出るのが嫌だという気持ちが解消されるので部屋を温めておくのは割と有効だと思います。まああくまで冬限定ですが、圧倒的に夏より冬の方が起床がつらい私はこの辺りのことをすれば大体起きれています。最も普通に目覚ましでちゃんと起きれるならそれで十分だと思いますし、目覚ましだけで起きれるようになりたいものですね。

 

19ページ目:疲れに効くのは

 岡本ミオは、ついに今年干支を2周した。大学生の時から数えて今年で5年目になる独身生活も、それなりに楽しめるようになってきた。演劇サークルやボランティア、三味線教室など様々なことに手を出していた大学生時代と同じく、平日は仕事に忙殺される日々を過ごしていたものの、週末には思いつきで映画を観に行ったり家でアロマキャンドルを焚きながらYouTubeを観たりしていた。

 しかし、先週末にヒールを履いて出かけた辺りからミオは疲れを感じていた。久しぶりにヒールを履いたせいか、両足が痛む。1日くらい放置すれば治ると思っていたが、2日経っても痛みは引かず、そればかりかふくらはぎが攣りそうな痛みまで出てきてしまった。

「歳かな。」

仕事終わり、ミオは独りごちた。干支を2周すると、足の痛みは1日やそこらでは治らなくなるのだ。おまけに最近は食欲が無いのを良いことに自炊を怠っていたせいか、肌荒れもひどくなっていた。本当ならば残業して片付けた方が良い仕事があったのだが、疲れがピークに達していたので放置して帰ってきてしまった。大丈夫。明日頑張ればなんとか終わるだろう。冷たい風に背中を押され、ミオは会社を後にした。

「薬局に寄って、湿布を買って帰ろう。」

 

大学生の頃は楽しくて仕方なかったメイクも、ここ最近は面倒くさいが勝ってしまう。週末はほとんどすっぴんで過ごすし、新しいコスメを買う意欲も無くなっていた。大学生の頃は毎週のようにリップやアイシャドウを見ては心を躍らせていたのに。ミオはソファーに横たわり、スマホで検索をかけてみた。

“20代 メイク 楽しくなくなった”

“メイク 興味がなくなった”

するとびっくり。現代ではメイクが楽しくなくなってくるのは、大体40代くらいで生じる現象のようだ。私の歳では、まだ新作コスメに心を躍らせている方が正常らしい。ある場合を除いては。

“もしかして、鬱かも?心の健康チェック!”

こんなものを律義にやるつもりは毛頭ないのだが、画面をスクロールしていくと思い当たる選択肢がいくつかあった。

・寝つきが悪い

・朝早く目が覚める

・普段楽しめていたことが楽しめない

・食欲がなくなった

鬱かもしれない。でも、ネットの診断で決めつけるのは良くないだろう。最近はこれらを全て歳のせいにしていたが、それもあながち間違いではないかもしれない。足の痛みが中々取れないように、心の疲れも年を取ると中々取れなくなってくるのだろう。せっかく早く帰ってきたのだし、今日はもうSNSをオフにしてリラックスしよう。時計の針は、まだ19時を指したばかりだ。

 

今日のリラックスメニューは、

その一

自炊をして温かいものを食べる。

その二

お湯を張って、良い香りの入浴剤を入れる。音楽を聴きながら湯船に浸かる。

その三

ボディークリームを塗って、足のマッサージをする。

その四

アロマキャンドルを焚いて、読書をする。

その五

日付が変わるまでに寝る。

 

スマホのあらゆる通知を切り、バスルームへと向かった。料理を作る前に、まずはメイクを落としたい。

「あ、そういえば」

さっき薬局に湿布を買いに寄ったのだが、ついでに週末に観たYouTubeで紹介されていたクレンジングバームなるものを買ってみたのだ。

“乾いた手肌に、付属のスプーン1杯分の本品を取り顔全体に広げてください”

固そうな見た目をしたバームだったが、取ってみると案外柔らかかった。それを手に取り、顔に広げてみると…

「何これ!?めちゃくちゃ気持ちいい!」

それまで、クレンジングにはオイルを使っていた。昔単発のアルバイトで出入りしたことのあるコスメカウンターでも、同じクレンジングオイルを化粧品の付属ブラシやパフの洗浄に使っていた。だから、きっと安くともメイク落ちの良い商品なのだろうと信じていたのだ。しかし、最近になってそのクレンジングオイルではアイラインや目の際のアイシャドウが落ちにくい事に気付いた。おまけに、クレンジング後の顔の乾燥が著しい。なんとかならないかと思い様々なコスメを紹介しているYouTubeを検索したところ、クレンジングバームに行きついたのだ。顔に広げたクレンジングバームでしばらく顔をマッサージし、お湯で流した。とろけるような感触のバームで、メイクの下に隠した疲れごとごっそり落ちた気がした。

 その日は寒かったので、白菜とニラと豚肉を入れたシンプルなキムチ鍋を作った。不思議なことに、温かい鍋は食欲が無くてもすんなりと体に沁み入ってきた。片付けをした後、浴槽にお湯を溜めて入浴剤を入れた。入浴剤を選んでいる時、残りの在庫が少ない事に気が付く。最近、ゆっくりお風呂に浸かる時間も無かったもんなぁ。今週末は駅の方面へ美容院を予約してある。その帰りに、入浴剤をたくさん買って帰ろう。

 薄緑の入浴剤がとけた湯船に浸かる。脱衣所の洗濯機の上に置いたスマホから流れる音楽が心地良い。最近のアーティストの曲ではないが、昔だと感じさせないオシャレな曲を流している。ヒールで痛んだ足を軽く揉み、肩まで温める。今日はすぐに眠りにつけそうだ。

お湯を楽しんだ後、リビングに戻りアロマキャンドルを焚いた。香りは控えめだが、この温い色合いの炎がミオは大好きだ。ベッドに座りボディークリームを塗ると、いつの間にか時計の針が23時を指していた。女は、夜支度にも時間がかかるのだ。仕方がない。

目覚ましを忘れずにセットした後、積読になっていたエッセイに手を伸ばした。美大出身の女性が、様々な美術展を巡った際の感想を徒然に記したものだ。ミオは普段美術館にはあまり行かないのだが、別に芸術を観ることは嫌いではない。しかし、アートという世界は普段馴染みがないはずなのに、著者が使う現代チックな感性の文筆は妙な親近感がある。まるで、夜に酒を飲みながら別の会社に勤める友達と互いに仕事の愚痴を喋っているかのようだ。しばらくエッセイを読んでいたが、良い所で閉じ今度は小説に手を伸ばした。ミステリー大賞を受賞した作品のようだ。登場人物はヤクザ絡みの男二人と、部品屋を営む父娘と、とある宗教の教祖の一人娘。なんだかおもしろい展開になりそうだったが、さすがに眠くなってきた。時計の針はいつの間にか0時を回っていた。

「続き気になるけど、もう寝よう」

おやすみ。この話の続きは、また今度。干支を2周したミオの心の疲れは、週末のお出かけでもなくキラキラとしたコスメでもなく、5時間のリラックスタイムが治してくれたのだった。

 

 

 

皆さんこんばんは!北です。

最近、鈴北糸の活動で悩んでいたことは、

週1のブログ更新だけで手一杯で、全然創作活動ができない!!

ということでした。

その時思ったんです。

最近自分の身に起きたことを創作調で書けば一石二鳥なのでは?と。

てなわけで、最近の北をミオちゃんに乗せて書いてみました。

いかがだったでしょうか。

ちなみにこのお話の世界でのミオちゃんは現実世界での北なので、もちろんお話に登場する物には全て実在するモデルがあります。今週末、北が美容院に行くのも本当です(笑)

クレンジングバームを使うに際して、ミオちゃんがインスパイアされたYouTuberは、コスメオタチャンネルのサラさんです。使用したクレンジングバームはロゼットの夢見るバーム。また、入浴中に流していた曲はm-floの曲です。Come againとNo questionがお気に入りです。さらに、ミオちゃんが読んでいたアートのエッセイは、山内マリコ著「山内マリコの 美術館は一人で行く派展」、小説の方は平井紀一著「甘美なる誘拐」です。

山内マリコさんの文体はとても好みだったので、別の本も探して読んでみたいですね。甘美なる誘拐は、残念ながら誘拐された所で眠さが勝ってしまったため続きはまたのお楽しみ。

皆さんは疲れた時にどんな本を読みますか?オススメがあればコメントで是非教えてください(/・ω・)/

それでは~~

 

*おまけ*

ブログをお休みしていた期間に、漢字検定の本番があったのですが…

激ムズでした!!!!!!

問題用紙を開いたら、半分くらいが初めましての問題でもはや笑いました。

一応市販の問題集は一通りやったんだけどなぁ~~

200点満点で、何点あるかお楽しみですね(笑)予想は半分の100点です!

18ページ目:手指消毒の威力に日々感動しているという話

木曜日に更新すると言ったのですが気づけば土曜日ですね。木曜日とは一体…?

こんにちは。糸です。

秋が来る前に冬が来そうですね。四季という言葉が使われなくなる日がそのうち来るのではないかと密かに怯えています。個人的に四季折々、といった言葉が好きなので。

 

話は全く変わりますが、このご時世どこに行っても手指消毒のための消毒液が置かれていますね。もともと若干潔癖のきらいがあるので、手指消毒に対する拒否反応は全くないのですが、なんせ消毒液によって驚くほど手が荒れます。いやまあ手指消毒だけじゃない気がする。手を洗いすぎなのも理由な気がします。手指消毒のためにはまず手のひらで消毒液を受けます。そしてその後他の部分に消毒液を塗布しますね。勘のいい方は気づいたかもしれませんが、指先が荒れるんじゃないんですよ。まず手のひらが荒れるんです。手のひらが最初に荒れるのが珍しすぎて消毒液ってすごいんだなあと思う毎日です。次に指の間。これはまあ手洗いの頻度とかを考えたら妥当なんですかね。指の間がよく洗えていると考えることにして、ちょっとポジティブに捉えています。それにしても消毒液はすごい。どれだけ保湿しても荒れるし、夏でも荒れる。むしろ去年の冬外出しなかったから荒れなかったけど今年は外出せざるを得ないと思われるので消毒液の威力にさらに驚くのかもしれない。でも消毒液がちゃんとアルコールなんだな、という気持ちにもなる。なんか水みたいなの置いてるところもあるのでね。私の皮膚には優しくないけど、アルコールであることに安心感を覚えてるのも事実です。まあ本当に効果があるのかはちょっと専門外なのであんまり分かりませんが。効果があると思って生きておきたいと思います。プラシーボ効果って本当にあると思うんだ()

もともと手荒れは割とするタイプなのですが、割れるというよりはなぜか皮が硬く半透明になって捲れてくるという見た目には痛くない手荒れなのでそこはありがたい。皮は捲れるしささくれは酷いですが。まあマシな方でしょう。

そういえばささくれ、口内炎あたりはビタミンが不足しているとなりやすいとかいう話があって、意識してビタミン取るといいですよ、って昔なんかで読んだのですが、なんせ結構な量の野菜を食べて生活しているのでこれ以上どうやってビタミンを摂取すればいいんだ…?となったのを思い出しました。もうあとはサプリかなんか飲むしかないような気がしますが、サプリのむの絶対途中で忘れて一ヶ月後とかにどっかからサプリの袋が出てくる未来しか見えないので口内炎とささくれと仲良くした方がマシな気がしています。もし改善方法があるなら知りたい所存。

 

そんなこんなで土曜日の午前に更新する内容として妥当ではない気が大いにしておりますが、とりあえずこの辺りで。

良い週末をお過ごしください。

17ページ目:あの時の私は大人になれるって思ってたんだ

こんばんは。糸です。なぜか月曜日に更新しています。いやもう火曜日ですが。まあ諸事情が重なりに重なりまくった結果です。今週はきっと2回更新するんじゃないですかね。おそらく、ですが。

 

皆さん高校生の時に大学生って大人だなあ、と思っていませんでしたか。なんなら小学生の時は中学生を大人だと思っていたし、中学生の時は高校生を大人だと思ってはいませんでしたか。ちなみに私はとてもそう思っていたし、そうだと信じて疑いませんでした。というか中学3年生の時に散々アホやってるんだから高校1年生になろうが何も変わらないという事実になぜ気づかなかったのか。環境が変わろうとなんなら学校が離れようと君は北と散々アホやってるんですが(現在進行形)なぜ希望を見出そうとしてしまうのか。過去の自分に対して突っ込みたいことが山のようにありますね。

本題に戻りましょう。なぜほんの少し年上なだけの存在はああも大人に見えるのでしょうか。そもそもほんの少し年上の存在は本当に自らと比較して大人なのでしょうか。いやもうね、大人なんですよ!!!って言いたいけど無理です。少なくとも糸は仮に電車とかで見て大人っぽいな、って思われてたら申し訳なさしかありません。今、あなたが大人だと思って見ている人は多分あなたが同じ年齢になった時に考えたら全く大人じゃないよ!!!としか言えません。まあそもそも大人っぽいと思われているのかは非常に怪しいですが。

そもそも大人っぽく見えるのって自らの理想が何かしらの形で具現化されているのを感じるからだと思っています。こんなふうに化粧をちゃんとしたいとか、流行っている洋服を着こなしたいとか、何かしらきちんとやり遂げられるようになりたいとか。少なくとも私の思う大人っぽいの中には常に何かしらの憧れが含まれていて、純粋に憧れるのではなく、こうなりたいと憧れている状態を普賢化している人に対して大人っぽいと思っているのです。つまり私にとっての”大人”の理想像の一部を持っている人が”大人っぽい”と思う人ということになります。

とはいえ糸だってそれなりに歳を重ねているわけです。中学生や高校生の時はこの年齢になった時のことを大人になったら、と称していた記憶だってあります。でも大人じゃないのです。まあそれなりに中学、高校の時の自分が考えていたような生活をしているのは事実ですが、それでも私は大人じゃないと自分のことを思っています。結局は大人という曖昧で不確かな定義を自らの中で確立した定義とするしか大人になる方法はないのではないかと思い始めています。それにしても曖昧で不確かな定義を確立できるだけの材料を手に入れなくてはなりませんし、きっと多分糸が”大人”を定義して”大人”になれるには短くてもあと数年かかるのではないかと思います。

 

*余談(その1)

北にはほのぼのな日常をお楽しみくださいとか書かれていたような気が大いにするのですが、そもそも日常的なブログをしていたのだろうかという気持ちになっています。そのうちなんか面白い日常をお届けできればいいのですが、人生にそんな一大スペクタクルのようなことはなかなか存在しないのであまり期待しないでください。面白くない日常は定期的にお届けしたいと思います。

 

*余談(その2)

諸事情が色々あったわけですが、往々にして要領が悪いことが原因です。というか要領がわるわるのわるなので壊滅的に色々なことが進みません。ところで要領って打ちたいのに先に変換で容量って出さないでいただきたい。(理不尽)誤字しては打ち直し、打ち直したのに誤字をするので容量→要領変換を片手で数えられる回数以上はしました。これは単純にガバですね。

 

それではよい一週間をお過ごしください。